家に使う木を山へ見に行く!
その1 思い立ったらやってみる!仲建設ができること。
<2009年5月20日>
自称「大黒柱アドバイザー」の仲田です。
仲建設ファンの皆さまは当社が東濃桧を使った木の家づくりをしていることを知っていますよね?
そして大黒柱を山に選びに行くことも知っている思います。
そんな活動をしているうちに、いろいろなことを学んできました。
林業家の方の話、森林組合の方の話、イベントに参加してくださったお客様の話などなど。
どのお話もとても貴重でためになったのですが、同時に、「今の日本の山がもつ問題」についても
知ることとなりました。
この「問題」にはいろいろな側面があって一つだけではありません。
ちょっとカタイですが、少々山の問題についてお話ししたいと思います。
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この先の林業はどうなっていくのか?
当たり前ですが山には木が生えております。私達はその木を使って家をつくったり、
燃料にしたり、いろいろと利用しています。
無論、使えば新しく育てないと山は坊主頭のようになってしまいます。
ただ育てる、といっても簡単にはいきません。用途によって違うかもしれませんが
例えば仲建設が使っている東濃桧の柱として使うまでには70~80年もかかります。
そういった木は放っておいてもよい木にはなりません。育つ過程で下草を刈ったり、枝を打ち落としたり、間伐したり、いろんな手間がかかります。
ですが、安い輸入材があるため価格をあげることもままならないのでそのような手間を掛けても手間に見合うだけの収入が得られません。
だんだんと山は手入れされなくなって放置されて管理されなくなりました。林業として持続していくことが難しい環境にあるのです。
山はどうして管理しなければいけないのか?
戦後多くの木が使われ、また植林されてきました。
そういった人工林はちゃんとした手入れをしないとひどい状態になっていきます。
詳しいメカニズムについてはここでは話しませんが、結果として森がもつ機能を失ってしまうのです。
森が持つ機能というのは木材生産以外には
水源涵養(かんよう)
土砂流出防止
生物多様性保全
といったことですが、この機能のおかげで私達は安心して水を使うこともできますし、
河川の流域にも大きな影響を与えます。
そしてそれは広く海にも大きな影響を与えるのです。
その機能がなくなることで私達の暮らしに与える影響は計りしれません。
しかもそれは突然訪れるのではなく、すでにいろんな影響を与えているのです。
でも、私達にはその現状があまり伝わっていない・・・。
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二つだけ挙げました。
もっともっといろんな問題があるのですが、この二つをみても、事態は深刻です。
木と密接な関係がある私達工務店にとっても無視できる問題ではないです。
そのようなことを知る中で、できることはないだろうか?と思うようになってきました。
もっと山のことを知ってもらう、もっと日本の木の良さをしってもらい使ってもらう、
それがすぐに問題の解決になるわけではないですが、できることをやる。
そうするとそこからまた違う動きが出てくると思います。
仲建設が今できることは、なんだろうか?
社内会議でもいろいろと話をしてきました。
「家づくりでもっと木を生かした家づくりをする。」
「国産の木をいっぱい使う。」
「木を無駄に使うということではなくて、木と上手につきあっていく」
そして、『大黒柱と出会う旅』という仲建設の人気イベントの話から
「大黒柱だけでなく、家に使う木もまるごと山で用意できないのだろうか?」
という話になったのです。
でも、簡単そうに思えますが、流通の問題や価格の問題はありますし、
なによりも山主さんや製材所などの協力も必要です。
「本当にできるのだろうか・・・?」
なまじ、いろいろな現状や知識があるので余計に問題点が頭に浮かびます。
「まずは話を聞きに行こう。」
こうして先は見えていないけれども、岐阜県森林組合の方に話を聞きに行くことになったのでした。
この続きは → 「岐阜県森林組合にて」



