山大好き!
仲田のやっぱり木の家でしょ! 

今の家って、地震が来ても倒れない? 

博士とわとすんの「家づくりよろず研究所」

ここは家づくりについて日々いろいろな研究をしている家づくりよろず研究所。
通称「よろ研」と呼ばれるこの研究所では全国から家づくりの相談が寄せられている。
そんな相談に答え、いい家を造ることができるよう活動しているのが研究所の所長「はかせ」と助手の「わとすん」である。

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「はかせ〜、はかせ〜」



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「どうした、わとすん。」 


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「大地震って本当に起こるんでしょうかね?最近ちっちゃな地震が多いからそのうち大きいのが来そうな気がして怖いんです! 」



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「う〜ん・・・。確かに東海地震が近いうちに起きるという話はあるしな。地震のメカニズムはよくわかっていないから何とも言えないが、いつかは起きるだろうな。」


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「やっぱり起きるんですか・・・。ところで今の家って、そんな大地震でも倒れないんですか?」



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「うーん、難しい問題だね。今の家は昔と比べてかなり丈夫になってはいる。阪神・淡路大震災以降、実大の振動実験が数多く行われていて、現代の一般的な家は阪神・淡路大震災の地震波で実験した限りでは倒壊はしないようだ。」


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「あの大震災クラスで倒壊しないってすごいですね〜。」



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「ただ倒壊しない、といっても被害がないかどうかは別問題だ。そういう意味では、法律で規定されている耐力壁量だけを満たせばよい、と考えるのではなく、十分に余力を持たせ、なるべくバランスよく構造計画をすることが大切だな。」


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「なるほどねえ・・・。ちなみに免震装置を付けるともっと安心ですよね?」



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「もちろん、地震の揺れを軽減してくれるわけだからかなり有効な地震対策だろうな。唯一の欠点は高い、ということだけだな。」


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「どのくらいするんですか?」



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「免震装置の種類や工事会社によっても違うだろうからなあ・・・・。数百万円といっておこうか。興味があるのなら、その会社に直接問合わせた方がよいだろうな。かなりコストがかかるから一般の家づくり採用されるケースは少ないんじゃないかな。」 


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「安くて丈夫で安心な家ってのは難しいんですね。」



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「どのレベルを安いと考えるかは難しいところだが、さっきも言ったように余力を持たせる設計、構造に無理のない設計をすることが大切。構造と間取りを上手くすりあわせることができる設計者であれば、地震に対して十分配慮した計画をしてくれるだろうね。」


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「でも、そんな設計をすることができる人なのか、会社なのか、なんてことは普通の人にはなかなかわかんない話だと思いますけど。」



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「確かにその通り!ちょっとは頭が良くなったな、わとすん。」


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「よけいなお世話です(怒)!」



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「怒りっぽいの〜。かるしうむ足りんのじゃないか?まあ、あれだ、一目見てわかる事でもないから質問することだな。『地震が来ても大丈夫なんですか?』ってな具合で。」


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「どういう答えをしたらいい会社なんですか?」



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「わかりやすく、理由をつけて説明をしてくれる会社であればまずは合格じゃないのかな。この時、部分的な仕様の話しかしないのはちょっと注意。床に厚い板を張ってあるから、壁にベニヤを貼ってあるから、という程度の話しかできないのではな。バランスの話と数値的な話なんかもできないと説明としては弱い気がするな。」



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「ふーん。」



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「絶対に倒れません!というのも怪しい気がするな。」


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「どうしてですか?それだけ自信もっているって事ですよね?」



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「さっきも言ったとおり、その大丈夫、という言葉の裏付けがどういうことなのかをちゃんと説明できるのなら、確かに素晴らしいことだな。しかし地震って言うのは土地の性質によっても揺れ方が違うし、例えば阪神・淡路大地震クラスに耐えるからといって、それですべての地震に耐えるのかというとそれは違う話だからね。」


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「それはそうですね。ハワイの暑さに耐えられるけど、日本の蒸し暑さには耐えられない、というのと同じことですよね!」



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「全然、例えになっておらんが、まあ、そういうことにしておいてもいい。」


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「・・・。」



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「いずれにしても、地震のような巨大な力の前には人間は謙虚に、でもできる限りの工夫と知恵でもって対抗するしかないわけだな。謙虚な心を忘れ、驕るようではいつか痛い目に遭うとわしは思う。」


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「言ってることはわかりますが、はかせ自身が謙虚でないから説得力ないですね。」



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「相変わらず一言多いな、わとすん。だが、お前さんはもう少し謙虚になっても罰は当たらんと思うぞ!」


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「あ、僕の場合は大丈夫。人によって態度を変えてますからね。意外と他の人には謙虚でおとなしいのねー、なんて言われているんですよ。」



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「そうか、それなら良かった、って、おい!。」


毎度の事ながら、わとすんに遊ばれるはかせでした。
なれないのり突っ込みが痛々しい限りです。

次回をお楽しみに〜!