「桧の原点を探る旅」イベントレポート2!
「桧の原点を探る旅」のレポートその2です。
初日のレポートはこちらをクリック↓
「桧の原点を探る旅」イベントレポート!
さて、2日目は赤沢自然休養林へ行きました。
当日は最高の天候でした!
なんだかCGで造ったかのような嘘みたいな快晴です。
空気が気持ち良いです。
朝はちょっぴり肌寒かったですね。
まずはみんなで森林鉄道に乗って山の奥に向かいます。
私たちが乗った車両は「さわら」号です。
のんびりと進んでいきます。
気持ちいいですね〜。
こんな山奥から木を切り出すのって相当大変だなあ、
などと考えていると駅に到着です。
ここから先、向かうのはミヒシロギという御神木の切り株のあるところです。
なんだ?ミヒシロギって・・・??
なんだかよくわからないままガイドさんについて行きます。
途中でとても興味深い、いろんな話をしてくれます。
それにしてもガイドさん、足早い!!
お、看板がある・・・。
そうこうして、ようやく到着です。
そして、ミヒシロギが何のことかがここでわかりました。
漢字で御樋代木と書きます。
伊勢神宮の神様の宿る御神体を安置する特別な木のことをいいます。
伊勢神宮では20年に一度、式年遷宮と呼ばれる行事があります。
社殿を建替え、御装束や御神宝を新調して神さまにお遷り願うのです。
左の写真がそんな特別な木、御樋代木の切り株です。
お、おおきい!
どんな木が立ってたんだろうか?
切り株の表面はみんなが触るせいかつるつるです。
チェーンソーで切るのではなく、斧でくりぬくように切り倒すのです。
三紐切りといって、安全に木を切り倒す技法だそうです。(へぇ〜、とみな感心してました。)
また、道中にはこんな光景が見られました。
これは根上がり木と言います。
切り株や倒木の上に木の種が落ちて、その木を養分にして何百年もかけて成長する間に元の切り株や倒木が腐ってなくなるためにこんな姿になるのです。
倒木更新といって、役目を終えた木が、次世代の木のための礎になるのです。
何百年、というサイクルで次世代の森を築いていくのですね。
なんだか感動的です。私たちも桧のように、次世代に豊かな社会を残していくことができるかな・・・。
こうして、ものすごい迫力の大木群と、気持ちの良い空気、環境を十分満喫して
赤沢自然休養林を後にしました。
途中、寝覚めの床にて昼食。景色の良いところでおいしく頂きました。
そして、最後に鵜澤先生の講演です。
家に対する新しい価値観、そして、いつが買い時なのか、
豊富なデータを元に話していただきました。