「狭小地に広々と住まう木の家(還る家)」の完成見学会の報告です。
1月31日、2月1日と千種区にて見学会を開催しました。
設計の西條です。
参加者はこの家の現場管理を担当した猪飼です。
今回は、6組の方にご参加いただきました。
玄関を開けるなり、皆様、口を揃えて
「木の香りがする。」とおっしゃってくださいました。
私の場合、比較的、このような空間に慣れてしまって
玄関で感じる皆様の方が敏感であると感心するほどでした。
私たちがご案内する際にお客様の視線の違いに気付かされます。
弊社見学会に複数回参加の方は、
今回はどのようにつくっているのかという視線。
初めてご来場された方は、こんなつくり方があるんだという視線。
後者の方は、徐々にテンションが上がっていきますので、
最初と最後では随分表情が違います。
今まで分譲を中心に見てきたという方は、
「全く違うものを見ているようだ」とのことでした。
さて今回の家の見所でもある“タイトル”にもなっている部分を
解説いたします。
「狭小地に広々と住まう」
間口4.9mの敷地に間口4mの建物を
建築しました。
敷地長さも特別余裕がないので、
いかに広く見せるか、
いかに広く使えるのかが、
最重要ポイントでした。
・まず、第一に無駄を省きました。
廊下です。
この場合の廊下とは部屋と部屋を
結ぶものだけではなく、
部屋の中に生まれてしまう廊下(=人の動線)も含めてのことです。
共有させることで、部屋として使える面積を最大に確保しました。
・次に部屋の奥行を錯覚させる壁のつくり方です。
階段室の列柱、ダイニングキッチンとの境である筋かいです。
飾りではありません。意味があります。
※もし壁だったら。(クリック)
・次に高さです。
この家の中には7種類の天井高があります。
最小1.4m~最大4mの上下に組み合わせ、
面積を有効に生み出しています。
※4mの天井高。(クリック)
「木の家」
木の家と言っても、ログハウスのような木だらけではありません。
木を引き立てる意味でも、部屋の明るさを保つ意味でも白い壁も有効です。
面積の配分を考えながら、天井・床などに無垢材を使いました。
上記にある“広さ”を出す目的で構造材を見せました。そして魅せました。
この家の工夫の解説書をつくりました。ラフな手描きなものですが
ご希望の方は下のフォームよりお申し込み下さい。
今週、同現場の分譲としての案内会を開催致します。
先週末の見学会を見逃してしまった方、是非、お越し下さい。
同様に下のフォームに“見学希望”とお書きいただきましたら
地図を送付致します。
この場を借りて、ご来場頂きました皆様にお礼を申し上げます。
次回見学会は
2/21(土)、22(日)の
瀬戸
「ペットと住まう、天井が高くて空気のきれいな家(還る家)」
完成見学会(予約受付中) です。