コウヤマキ伐採を見学してきました。 2
おはようございます。新入社員の佐々木です。
本日も ほりお の部屋 に突撃しています。
伐採の見学に森林組合に来た堀尾、田中、そして佐々木。
川邉さんに連れられて目にした物はコウヤマキの伐採でした、
切った木は建材ではなく鵜飼いの船に使われるようです。
・・・と言うのが前回のあらすじです。
しかし、何故コウヤマキか?
お杉だって 檜だって あすなろだって
みんなみんな生えているんだ 木材(予定)なんだ!
実はコウヤマキはとても水に強く、もともと風呂桶や船の材料によく使われている木なのです。
独特の香りもとても強く、風呂に使われているのはそのような一面もあるからなのでしょう。
最近では数も少なく希少価値があると言うことに加えて、この辺りのものは樹齢250年。
・・・そろそろ天寿を全うされる樹齢なのだとか。
更には、この辺りのコウヤマキは『枯れる』のではなく『腐る』状態にあるようです。
つまり、カラッカラに干からびるようになるのではなく、
成長が止まった芯に湿気が入り込んで内側から腐り出し、
その腐敗が進むとドーナツのように空洞ができて自重で倒れてしまい、
木材としての価値も無くなってしまうと言うことでした。
なるほど。だったら現役のままで伐採しないとなりませんね。
木材も人間も、現役で引退するのが一番輝かしいようです。
枝打ちを終え、ロープに巻かれたコウヤマキ。
チェーンソーの音が辺りに響き、外皮とは対照的な肌色の木くずを巻き上げながら
徐々にチェーンソーが木の中に食い込んでいきます。枝の折れる音と
葉が絡み千切れる音を鳴らしながら大木がメキメキと倒れました。
そんな場面を間近で見るからでしょう。一本一本大切にしたいという思いが湧きます。
『何となく木材を使って家を・・・』と思っているなら
一度、仲建設のイベントに参加してみたらいかがでしょうか
ぼんやりとした思いがハッキリするかもしれません。
ほりお の部屋を楽しみしている方には大変申し訳ありませんが、長く書きすぎたので次回につづきます。