湿式工法と乾式工法

毎週月曜日は ほりおの部屋 の更新日です。

お盆休み中 ひたすら 読書に明け暮れておりました。
その中で 面白い 文章に出会いました。
少し 紹介させていただきます。

稲盛 和夫さんと 五木寛之さんの対談をまとめた本です。

戦後の日本の建築の発展は湿式工法から 乾式工法への
大転換であったとのことです。

お二人が少年の頃は家は 土壁を練るとか 漆喰をつくるとか
水を多量に使って一軒の家が建てられていました。
これを 湿式工法といいます。

それがこの60年の間 コンクリートは工場で作るようになり
塗り壁を使わないでベニア板にビニールの壁紙を貼ったり
アルミサッシュとかプラスティックとか軽金属を使って
一滴の水も使わずに一軒の家が建つようになりました。
これを 乾式工法といいます。

そして建築だけではなく今 あらゆる面で乾式のなかで住むようになって
しまっていることに気づくと 述べられておりました。

そのような水分のない世界で生まれ育っていく子供達が
心の中まで乾いてくるのは当然で
ものの見方 考え方まで変わってくると
五木さんは 主張されておりました。

考えさせられる文章でした。
弊社の家造りの理想に職人がつくるみずみずしい家という
言葉があります。

今一度 胸に刻みたいと思いました。

弊社は土壁造りの家は 施工しておりませんが
左官職人による塗り壁の仕上げをお客様には勧めております。
出来上がった質感はクロスのものとは明らかに違います。

kirishima.jpg

人のこだわり 優しさが伝わる 質感になり
心が 豊かになる 感じだと 私は思っております。
少しでも湿式工法の伝統を伝えていきたいと

強く感じた お盆休みでした。

致知出版
何の ために 生きるのか
稲盛 和夫
五木 寛之

から紹介させていただきました。