木材の魅力について①
こんにちは、本日は現場監督の井出が更新致します。
新築工事現場も順調よく進んでおり、ほっとしていれるのもつかの間、
そろそろ梅雨の季節に入ろうとしてます。
雨ばかりは工事の天敵ですが晴れを信じ祈る日々が始まりそうです。
さて今回は木材の魅力について書こうと思います。
ちなみに意外な結果でした。
きっかけは前回のバス見学会で玄関入っての木の香りの驚きの印象が強かった事です。
部屋のインテリアなどで木材(植栽など)を取り入れてイメージを変えてみたいなどの考えがあれば是非参考にしてみてください。
それでは、木材から人がどう影響を受けるのか、「木材を見る・香る・触れる」この三つをキーワードにお話します。
まず、「木材を見る」についてです。
木材を目で見て「あたたかい」と感じるのは、木材の色は一般に暖色と呼ばれる黄色〜赤色が基調だからだそうです。
部屋中が真っ白い壁や天井、床の中で過ごすと、緊張感や疲労感が高まるといわれており、血圧が上昇し、脈拍数も多くなるということがあるそうです。
では、部屋の中全体を木材で仕上げるとどうなると思いますか?
木材は目にやさしいという特徴があり、さらに癒し効果があるといわれているので、
よりリラックスするのかと思われると思いますが、実はそうとも限らないんですよ。
それは、何故かというとこんな実験があります。
内装に使う木材の使用率(木材率)を変えた部屋を3部屋用意します。
①木材の使用率30%の部屋
②木材の使用率45%の部屋
③木材の使用率90%の部屋
イメージはこのような3部屋です。
いずれも残りの内装は全て白い壁をつくり、視覚的に快適性の影響を調べたそうです。
下にあるグラフが時間の経過に伴い、リラックス効果がどれだけあるか示したグラフになります。
結果はというと・・・
主観的な快適性は木材率30%(床のみに木材を使用した程度)、45%(床と腰壁に木材を使用した程度)、90%(床、壁、天井に木材を使用した程度)すべての部屋が快適だったそうです。
その中でも特に、45%の部屋が最も好まれるという結果が得らたそうです。
ではなぜ90%の部屋は数値が低下したかというと、80〜90秒にかけて脳活動が急激に低下しているのが分かるかと思います。これは、「この空間に対して飽きたという状態になった」と考えられるそうです。
ちなみに現在の住宅は、木材率20%程度だといわれています。木材ならではのよさ、他の素材のよさ、これらをうまくコーディネートすることで、快適な空間が生み出されるようです。
数値をパーセントで表しているため個人差はあると思いますが、木をいっぱい室内に使えばより良い効果があるというわけではないんですよ。
バランスよく取り入れることが大事みたいです。
現在住まれている部屋のインテリアに植栽を配置してみたいなとか家具で木材が使われてる考えられている方は、
この数字を意識してみてはどうでしょうか?
残りの2つについても書こうと思いましたが、長くなりそうなので次回また更新の際に
お伝えしようと思います。