物づくりはやっぱり楽しい10

設計の西條です。
今回は、ソリッドモデル。

残念ながら、今回は私の作品ではありません。
打合せにお伺いした際に見せていただいたものです。
つまり、お客様の作品です。
了解をいただき掲載させていただきます。

ソリッドモデル・・・聞くまでは言葉の存在すら知りませんでした。
ソリッドモデルとは、
SO-MO01.jpg
こんなものです。この方は飛行機が専門です。

プラモデルとの違いが分かりますでしょうか。
プラモデルだとしても、私は繊細なつくりと数の多さに驚いたことだと思います。

つくりかけのものがありました。
SO-MO02.jpg
木のモデルです。朴の木です。彫刻で使う木です。
ん~、何か違和感。

聞いてみると材料は東急ハンズで買ってくるとのこと。
えっ?

そうなんです。角材を切ったり削ったりしてつなぎ合わせているのです。
図面や本は無いそうです。雑誌等から寸法を割り出し、図面の作成から
始まるそうです。

写真ではおおよそ伝えられない細かく、丁寧な細工に驚きました。
SO-MO03.jpg
(一番手前の窓は2センチ角、その奥のコクピットも省略せずに
 全てつくられています。)

道具を見せてもらいました。
もっと驚くようなものがでてくると思っていました。
しかし、目にしたのは普通の彫刻刀やノコギリやカンナなど。
ただ大事に使い込んでました。

4~7、8ヶ月の時間をかけて1つの作品が出来上がるとのことでした。
若い頃より始めた趣味はもうすぐ100機目に到達するそうです。
それを期に個展を開催される予定だとか。
また、その際にはご案内致します。

ここで改めて感じたことは
「ものをつくる気持ち」と「継続をすること」の大切さです。
つくられている部屋も環境的に整っているわけではありません。
1つの机の上で基本的に全ての作業がされています。
道具も便利な最新のものがあったわけではありません。
一つ一つを大事に扱い、一つ一つに気持ちを込めてきたことに
感動しました。
簡単に100機と書きましたが平均5ヶ月として500ヶ月。40年強。
同じ趣味でないにしろ、今から始めて追いつくために40年先の
ことです。続けてこられたことに感心しました。

「ものをつくる」という業種の私たちにとって、とても重要なことを
学ばせていただきました。
1つ1つの素材を、1件1件の家を、1人1人のお客様を大切に考え、
それを長く持続して、信用と喜びを蓄積していく。
この業界に入って15年目を迎えますが、
まだまだ足りないと反省をし、もっとできることがあると決意いたしました。

他の方の趣味に少し興奮してしまった西條でした。