義務化には変わらない2。〜外皮熱貫流率〜

設計の西條です。
今日より15日まで夏期休暇となります。
子供達と実家に寄りがてら「天気の子」を見るために豊田のイオンシネマを予約し、イオン最上階に到着すると別の場所でした。イオン内にないのにイオンシネマとは。慌てて移動し開演に遅れること15分、ストーリー分かるかなと心配しながら入るとジャスト。長いCM(きっと映画泥棒など)に救われました。

4/12のブログに書きました「2020年省エネ基準の適合可否説明」のお話し。

先日、LIXIL代理店が主催する勉強会があったので参加してきました。
適合可否なので、棟別の計算をしなければいけないという話で対応策の話でした。できる限り円滑に業務を進めるために見積から開口部の熱貫流率の出力まで一貫して行える無償のシステムを導入することとしました。
平成28年から取り組み始めた外皮計算を見直してみました。全棟で実施していないので、今月までに計11棟の実績でした。(全て6地域)

建物種別  床面積  外皮熱貫流率  冷房期の平均日射熱取得率
 01-BⅡ  101㎡    0.57         1.9
 02-BⅡ  109㎡    0.50         1.3
 03-AⅡ  132㎡    0.50         2.0
 04-AⅡ  126㎡    0.52         1.5
 05-AⅡ  109㎡    0.54         1.5
 06-BⅡ  132㎡    0.54         2.1
 07-AⅡ  130㎡    0.51         1.8
 08-CⅠ  080㎡    0.48         1.6
 09-BⅡ  106㎡    0.53         1.9
 10-CⅡ  093㎡    0.63         1.8
 11-AⅠ  119㎡    0.44         1.3

A:フルオーダー住宅「還る家」
B:セミオーダー住宅「杉と塗壁と和紙の木の家」
C:企画住宅「今」「未来」
Ⅰ:平屋建て
Ⅱ:2階建て
※外皮とは家の外側のことで外気と接する屋根(天井)、壁、床、開口部、時に基礎を指します。
※熱貫流率とは熱の伝えやすさです。低いほど性能は高くなります。

開口部は間取りの自由度が大きいほど大きい傾向にあり、A>B>C。
開口部の性能はA=B=C。
屋根(天井の)、壁、床の断熱性能はA、B>C。
とはいえ、各建物は方位も違えば、窓の付け方も異なります。ただ、平屋は1段と数字が高まることが分かりました。特にケース11では北海道(1、2地域)の0.46もクリアしています。詳細計算法にて算出していますが、サッシ個別の自己適合宣言書の活用すれば更に向上が可能です。

また、日射熱取得率は直上にかかる庇の影響・効果が定数計算により反映していないため、実際の数値より悪く出ています。(詳細になればなるほど審査側も大変なので、詳細計算法ですが簡易になっています)ここには表現されていませんが、冬の日射も重要です。庇とガラス種をきちんと使いわけてパッシブな建物を検討しています。

次回は、ケース11にて出来る限り詳細に計算し、ゼロエネへの検討をしてみたいと思います。