道路幅員4mがつくる建物の高さ制限

設計の西條です。
息子が本日より高校受験です。
緊張せずに臨んでくれることを願い、差し入れをしました。

春日井市の大丸本舗さんの販売するブドウ糖です。
ドラッグストアで購入できます。
私もつまんで、もう一頑張りです。

さて今日は、来月に迫った見学会の告知を兼ねて設計らしく法律の話しです。
皆さまは『道路斜線制限』というものをご存じでしょうか?
道路を挟んで向かい合う建築物の良好な環境の確保や、道路上の日照、通風、採光などを確保するために、建築物の高さや形状を規制しているものです。
よく似たものには『北側斜線制限』というものがありますが、こちらは地域によっては該当しません。
建築物は必ず道路と接している必要があるので、『道路斜線制限』どんな敷地にも必ず発生する制限となっています。地域によって、建物に及ぼす影響に差があるので、一番厳しい住居系地域での考え方を説明いたします。

表中の1.25が住居系地域になります。道路幅員が狭いほど高さを抑えられることになります。具体的には道路は4m以上必要なので、道路間際では4.0×1.25=5mに高さに制限されることがあります。道路から離して建てた分は高さに余裕ができます。そんな話しであれば駐車のしやすさも含めて道路は広い土地をと考えればいいのですが、4mの道路幅はごまんと存在します。

3月2日~3日に行う見学会を開催させていただく現場は、まさに4m道路であり、道路の際まで寄せることに挑戦した住宅です。1階の間取りもさることながら、2階の間取りが大きく影響します。リビングは天井高を上げて縦の広がりを出し、かつLDKは南面をできるだけ長く支配すること。そのためには2階の配置は北寄りの東西に配置するのがベストでした。
『還る家』の自由性を十分に活かして各階高をmm単位でコントロールして、2階の衛生設備の配管経路も1階天井裏にぎりぎり納められています。2階の居室も天井高を抑えつつ、制限から生まれた個性的な空間になりました。外観形状もお施主様と複数案の中からつくり込みました。
その検討がこちらです。赤い半透明が『道路斜線制限』です。




そして、これが建築中の現場です。

見所あるシンプルで線が綺麗な住宅ができたと思います。ぜひ、ご覧ください。