引戸の5つの魅力
先日触れた”家庭向けの電力自由化”が本日より始まりました。
本日より見直し契約をした方は1%未満しかいないとのこと、”様子見もしくは無関心”というようなスタートとなりました。
小売電気事業者登録は全国でなんと266社。
価格競争はありがたいですが、無茶しすぎないところを願う99%側の西條英貴です。
設計をしていまして、検討事項の一つとして建具があります。
何処に入口をつけるか、どちら側につけるか、どう部屋をつなげるか。
弊社では引戸を多用しています。いまさら工務店として珍しいことでもありません。
先日、リフォームの相談を受けて、開戸(ドア)だらけの図面を見ました。
どうやって引戸にしようと考えてしまいます。
新築においてもプラン上どうしても開戸ができてしまう時、申し訳なく思ってしまいます。
引戸はそんなに素晴しいのか?利点は何なのか?
今回のブログはそんなことを考えてみました。
1.狭いところで威力発揮。
狭いところでは引戸はつかない?そんなこともあります。
引戸には引きしろが必要です。
でも、狭いところだからこそ引戸にしたい。
最近はアウトセットといって柱があっても引戸ができます。
廊下で衝突なく通行できます。開き勝手による回りこみもなく快適です。
2.区切れるのにつながる感じ最高。
開戸は入口として採用されていますが、
引戸は本数を増やし間仕切りとしても採用できます。
リビングに面した和室はできるだけ大きくつなげたい。
普段オープンにしたいキッチンだけど、来客時は手元を隠したい。
3.引き加減が調整可能。
少し風を通したいときに、半開きなどが容易にできます。
小さなお子様がお昼寝したときに様子を伺いながらも
こちら側の音を伝えにくくしたい。こんな時もは、10cm残し。
これらの時に開戸だったら・・・「バタンッ」
そんなドキッとする経験をしたこともありませんか?
4.大きく開けたい、接したい。
このケースは2とそっくりですが、トイレで有効なものです。
子供のトイレトレーニングに始まり、介護にいたるまで
側面からのサポートは欠かせません。
側面からの引戸の入口をつくれば、解決できます。
より慎重になれば、2本引きをおすすめします。
5.スッキリ!枠なし、ノブなし、垂れ壁なし。
最近は必要のない縦枠、圧迫感ある垂れ壁をなくしたりしています。
もしこんな空間に垂れ壁があったら・・・
空間のひろがりに大きな差が生じてしまいます。
もちろん開戸だからできる重厚感や格好良さはあります。
弊社なりにお客様のことを考えると
格好良さよりも使いやすさや安心を優先したい、提案したいとなります。
これが最大の魅力だと思います。