季節の分かれ目

設計の西條です。
今回は、季かれ目、節分のお話。


節分という言葉は、
もともと4つの季節の変わり目の前日を呼んでいました。
それが立春の前日だけを節分と呼ぶようになったのです。
暦の上の春の訪れの前日のことです。

豆まきの行事の由来は、
古代中国の大晦日に、邪鬼や疫病などを打ち払うために
鬼の面をかぶった人を桃の木でつくった弓矢で追い払う行事だそうです。
それが奈良時代に日本に伝わってきました。
一般の人のあいだでも行われるようになったのは、江戸時代のことだそうです。
日本でも、大晦日の行事として行われていたのですが、
旧暦の春、つまり立春前日に変わっていったそうです。

豆をまくことで家から、疫病や災いをもたらす“鬼”を
打ち払おうというこの行事。
皆様の家ではおこなわれたでしょうか?

最近では、15粒ほどに小分けされた袋に入った味気ない便利なものもあります。
味気ないものと言いながら、家の中では袋を開けずにまいてしまいました。

この“豆まき”を含め、日本には季節の移り変わりに因んだ伝統行事が数多くあります。
それらの多くは、自然に感謝して、生活の安泰を祈願したものだったりします。

今回、豆まきの由来を調べながら、あらためて感じたことがあります。

物が満たされ、生活が潤って
年中、季節の物があり、四季を感じにくくなってしまい、
さらには温暖化で季節まで狂いはじめた現在にこそ
行事の意味を知り、四季のありがたさを知る伝統行事を
家族そろっておこなうのは、非常に重要なことである、と。

日本の四季と文化を私たちが守らなければ、子供たちは間違いなく守ってくれないでしょう。
私もいつの間にか、そんな歳になってしまいました。

物の豊かさは良いことかもしれませんが、本当に大事なのは心の豊かさです。
偉そうなことを言える立場ではありません。書きながら反省です。

家族が一緒に過ごし、笑い、時には泣いたり、学び、伝え合うことができる。
家はそんなことが繰り広げられる舞台であって欲しいと思っています。

皆さん、やっぱり家を建てるなら「還る家」です。

追伸:物づくりはやっぱり楽しい8

今回は、お面。(お面と言いつつ、おでこに装着)
息子が幼稚園でつくってきました。
“恐い”というよりは“可愛い”鬼です。
もちろん節分用です。

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早速、このお面をつけて「お父さんが鬼やるから、鬼は外~ってやるんだよ」って言うと
「お父さんが鬼になったら、嫌だ」と悲しい顔をしました。

「そうじゃない!」そのあと、いくら説明しても無駄でした。
どうしても、そのお面を付けると本物の鬼になってしまうみたいです。

結局、玄関開けたポーチにちょこんと面を置き、みんなで揃って豆まきしました。
うれしいような、寂しいような。