「真壁だらけの和紙と珪藻土と木の家(還る家)」の完成見学会の報告です。

ようやく3月にという季節になりました。
今年度は消費税増税前の依頼が多かったせいもあり
例年以上に慌ただしさが漂っています。
その反面、見学会告知をしても
どこからも反応がなく、
「どうなってしまうんだろうか?」
と心配していましたが直前になって
集中した問い合わせをいただき
内心少しだけほっとしている西條英貴です。

2月22~23日と名古屋市昭和区にて見学会を開催しました。
「真壁だらけの和紙と珪藻土と木の家(還る家)」
参加スタッフは堀尾と仲田と設計担当の私(西條)でした。

ご入場いただくと
いつもながらの木の香りに包まれます。
それもそのはず。
お施主様は木材と仕上げ素材にこだわって建てられました。

■木材■
 「柱を魅せた家づくりをしたい。」
 構造材としてのこだわり、地元の山との関わり、
 そんな理由から柱材・土台は東濃桧が標準です。
 家を支える髙耐久な材料ですが、とても綺麗な素材でもあります。
 普段の家づくりでは壁に隠れていないのは和室や大黒柱だけ。
 ここでは、ご要望から玄関、廊下、LD、
 さらに3室にて、生涯、柱の経年変化を楽しみながら生活ができます。

 「できるだけ日本の木を使いたい。」
 先ほどの柱材等を除く構造材(主に梁)はいつもならば米松材。
 今回は真・国産材の家で実践した東濃杉の梁を採用。
 まさしく国産木材で家を組み上げました。


■仕上げ材■
 新建材(シート貼りなど)に敏感であるお施主様だけに
 クロスや化粧シートを極力避けました。
 その結果、稚内の珪藻土と土佐和紙と東濃桧と長良杉に囲まれた
 新築とは思えないような香りの家ができあがりました。


7組の方々がご来場くださいました。


この場を借りて、改めてご来場頂きましたお客様と
このイベントにご協力してくださったお施主様にお礼を申し上げます。

■おまけ~お施主様のもう一つのこだわり■
今回、築40年の建て替えを行いましたが、
奥様には思い入れのあるもう一つの建物が。
それは純和風で趣があふれる奥様の実家。
数年前に訳あって解体しなければならなく、
その面影を残そうと数本の建具と装飾を外して保管されていました。
「それを活かしてほしい」というものもお施主様の夢。
50年以上の時を経て、なお味わいが増す無垢ならではの質感。
「建具同様にこんな家がつくれたら」とお施主様と共感しました。
時と共に愛着と風合いが増すとは、まさに宝物です。



・・・だから、金庫の扉だったりしたわけです。  おわり